うえむら畳 本日のお仕事。
薄畳にハイグレード(上級品)クラスの表替え。
なーんだ?なんて思われそうですが・・・
意外と施工には難しいですよ???なんで?
それは、畳の土台であります畳床(たたみとこ)と、
畳の表面材の畳表(たたみおもて)の“バランス”?なんです。
畳表は、畳床へ引っ張った状態で縫いつけるのですが、
上敷きなどをご自分で敷いた事がある方なら、
よくわかっていただけると思いますが、敷く時にシワを伸ばすために
う~んっと、引っ張った所に鋲で止めますよね。
でも、なかなかシワが伸びずに困ったことがございませんでしたか?
このように、畳表は想像以上に引っ張った状態で畳床に縫い付けて仕上げてるんですよ。
ところで、畳表にも色々とグレードがありまして、エコノミークラス(下級品)の畳表と、
今回施工しましたハイグレードクラス(上級品)の畳表では全然厚みが違いまして、
1枚あたりのい草の使用本数で言いますと、エコノミークラスですと約4,000本程ですが、
今回使用しましたハイグレードクラスですと約9,000本程使用した畳表で厚みも全然違いまして、引っ張る力もエコノミークラスより、う~んと引っ張らないとキレイにシワがよらず、仕上げることが出来ないのです。
ですので、今回のように薄い畳の土台の場合や、使用年数が長く土台の畳床が弱い場合には、上に付ける畳表も限定されて上級品を使用する場合には
工夫して施工しないと、シワが発生する場合や、引っ張りの力に土台が負けてしまい反ってしまったり、縮んでしまったりする場合が良くありますので
施工には非常に気を使うんですよ。。。
もし、新築をお考えで畳敷きのお部屋には 是非厚みのある畳を指定された方が、後々の畳表替え時にも選択肢が増えてお得ですよ。
【上が通常の厚みの畳、下が薄畳】
【特に この薄畳は、下面に発砲フォームを使用しておりますので、部分的に潰れて
とても施工しにくい畳床になってしまってます。】
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