お問合せ：『畳の乾燥はできますか…？』 ココの所、そんなお問い合わせが多く寄せられるんで 参考になりましたら、お伝えいたしますね。 まず、なぜ畳に虫が発生するの？ それは、虫の繁殖に適した栄養分となる素材が畳に 含まれているからなんですよ。 ではそれは何か？ 典型的なのは、従来からの「稲わら床（いねわらどこ）」、 この稲わら床の真ん中に発砲スチロールが入っている、 ワラサンドイッチ床（スタイロ畳やカネライト畳）と 言われる天然自然素材が含まれた畳に多く発生することが多いんですよ。 ごく稀に、建材床と言いますワラを使用しない畳でも発生する事がございます。 この説明はまた機会がありましたら…。 まず、畳を高温過熱乾燥機に入れて加熱するとどのような効果があるかご理解ください。 畳は厚みがあり、天日干しでは表面だけ日光に当てても、さほど畳の温度は上がらず 畳表面が少し暖かくなる程度で、実際のところ害虫駆除や除湿まで効果が期待できないんですよ。 高温過熱乾燥機では、畳を箱（乾燥機）の中に入れ、庫内温度を少しずつ温めつづけ、 設定温度であります８０度～９０度まで庫内温度を上げて、畳の芯内部に刺している 温度センサーの温度が５０度以上に上がってから、２～３時間熱し続け 畳内部の温度を上げてやります。 この高い温度により、害虫の成虫、幼虫、卵は、駆除できます。 ★ココ重要→ただし、殺虫効果ありますが、防虫効果がございませんので、 再発生を防ぐために畳を防虫シートで包み込みと床面に防虫シートを敷き詰めることを しますと、再発生が低減できます。（限度はございますが…。） うえむら畳では害虫が発生し、駆除をしたい場合 ３パターン？正確には４パターンになるのかな？ その中で畳の害虫を減らす畳替えのプランをご提案しております。 ～高温加熱乾燥処理のみ～ この場合、高温過熱で殺虫効果はございますが、 強制的に畳を乾燥させる為に、 畳の大きさ（寸法サイズ）が小さくなり、加熱乾燥だけですと、 畳を戻した（納めた）場合、隙間が大きくなる場合がございます。 ご使用中の畳の含水率により縮み寸法は変わります。 ※作業の流れ→畳の構成や含水率や床面の状況を確認→引き上げお預かり→畳店にて加熱乾燥処理→お届け納品 ▼【畳　含水率測定】▼ ～高温加熱乾燥処理＋裏返し～ まず、裏返しとは新畳や表替えから５～７年程度使用場合、 表面材と土台部分を剥がし素、表面材の裏面を再利用する畳替えです。 裏返し＋過熱乾燥処理をした場合、縮んだ寸法調整が可能になり 畳を戻した場合も隙間の心配も少なくなります。 ※作業の流れ→畳の構成や含水率や床面の状況を確認→引き上げお預かり→ 畳店にて加熱乾燥処理→畳の裏返し作業→お届け納品 ～高温加熱乾燥処理＋表替え～ まず、表替え（おもてがえ）とは、畳の表面材（ゴザ）を ご使用中の物から新しい畳表（たたみおもて）に取り替える畳替えです。 表替え＋高温加熱乾燥処理をした場合も、縮んだ寸法調整が可能になり 畳を戻した場合も隙間の心配も少なくなります。 ※作業の流れ→畳の構成や含水率や床面の状況を確認→引き上げお預かり→ 畳店にて加熱乾燥処理→畳の表替え作業→お届け納品 ～害虫の発生しない新畳に入れ替え～ 過熱乾燥と防虫シートの費用を考えたり、今後虫の発生は絶対にイヤッ！ そんな場合には、害虫のエサとなるような湿気や水分を吸わない素材の うえむら畳オリジナル新畳に入れ替える方法が、一番いい効果的な方法です。 ※作業の流れ→お部屋の採寸（お使いの畳処分の場合も）→新畳製作作業→お使いの畳処分→新畳に入れ替え納品 簡単ですが、害虫のお悩みのご相談時には ご提案しております。 電話やメールだけで加熱乾燥の費用だけで聞いて判断せず、 状況にあわせて対応できる加熱乾燥機設置店に ご相談されるのが一番良いですよ お困りの方は、お気軽にご相談くださいませ。