畳マメ知識

ペット用畳は、和紙製畳より樹脂製畳の方がイイ?

2020.03.13 ペット用畳
ペット対応耐水性カラー琉球畳

『畳にシミができてしまって困っているんです…。』

お客様:『畳にシミができてしまって困っているんです…。』
    『染み抜きって、できませんか?』

うえむら畳:『畳で染み抜き?』
      『畳に染みができると言う事は、天然イ草表面材ですねッ!!(畳屋の悪いクセ思い込み 激汗)

お客様:『多分、イ草では無いと思うんです…。』
うえむら畳:『あれ?そうなんですか?激汗その②』

うえむら畳:『スイマセン…では、一度お使いの畳を見に伺いましょうッ!!』

で、伺いましたお客様宅…
とってもキレイ…。
それもそのはず、
新築から約半年しか経っていないお家…
でも畳が…。

4帖半間半帖サイズ9枚の和紙製の縁無し琉球畳乳白色畳スペース。

人工素材和紙製撥水畳なのに…

下のアップでの画像でお分かりいただけますでしょうか?
ところどこにある染み、わかりますでしょうか?
畳の表面材は人工素材の和紙製の畳で、色が乳白色と言われる白色系の汚れは目立ちやすい色ではありますがわずか半年でこんなに染みが発生するなんて…。

このご使用中の和紙製人工素材の表面材ですが、通常樹脂で撥水加工が施されて、水を弾き染みにならないはずなんですが…。

新築入居後半年程度でこんなに染みなるのには何か?原因が?


アップで見ますと、ワンちゃんの粗相(オシッコ)のシミが、おわかりいただけますでしょうか?

撥水効果のテストをしたところ…。

作業場に持ち帰り、撥水の状態を確認する為に霧吹きで水分を与えると…。
白色の方が、お客様宅から持って帰ってきました縁無し琉球畳。
全く水をはじかないようになってしまってるでしょ。
緑色の方が、未使用の新しい和紙畳。しっかりと撥水が効いてるでしょ。
こんな状態になってしまうと、シミが増えるばかりになります。

素材、色を変え、染み込みにくい工夫をプラスして納品。

張替え後の汚れを考えまして、和紙製畳ですと撥水が取れるとまたまた汚れが目立ちだしますので、和紙畳から耐水性が高い樹脂製の素材へと張替えて、納品させていただきました。

シミの原因を作る張本人登場。

早速、汚れの原因を作るワンちゃん登場ッ!!
耐水性が高く、汚れも目立たない色でご満足?

お選びいただきました色は、黒色全面市松柄×単色黒色の組み合わせで市松敷きに敷き込みさせていただきました。

【表面のみ取替え4帖半間:縁無し畳半畳タイプ仕様】
畳表:樹脂製(黒色全面市松柄×黒色目積)
畳床:既存の安価グレード建材床
畳縁:無し

今回も、お客様のお悩みが少しでも軽減されましたら幸いでございます。
同じようなお悩みをお持ちの方は、お気軽にご相談くださいませ。

またひとつ、家族に自慢できる施工事例が増え、うれしい限りです。

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書いてるヒト。創業52年うえむら畳商店  畳業実務経験34年 代表上村勇一(国家資格1級畳技能士)